富久錦ふく蔵さんでのイベント『未来につなぐ市』が終わりました。
午前・午後と室内で講座のため、全く外の様子がわからなかったのですが、大変多くの来場者で賑っていたようです。Mauruuruのwsも両部満席で40名以上の方に石けん作りを体験して頂くことができました。
お子様連れ、ご家族でのご参加も多く、賑やかで微笑ましい光景が、いつものLessonとはまた違った雰囲気で、私も新鮮な心持になりました。
大人の方が見守る中、攪拌も一生懸命なのはお子様たちでした。
「さっきより、泡立て器が重いよーっ、なんで?!」と、驚いてしっかり鹸化の進み具合を体感しているのが素晴らしかったです。
最後のトップアレンジも仲良く共同作業♪ ホント、何気ないこういうひとときって束の間なんですよね。羨ましい♡
そして、みなそれぞれに違う、とっても素敵なFuのかけらに仕上がりました。
男性とは思えない、可愛い繊細な仕上がりのクマくんもいました。
こちらは、ユーチューバーが大好きな男の子の石けん。
黒蝶が雰囲気があって素敵な石けんです。
他にも素敵な作品がたくさん仕上がりました。
WSにご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
そして最後になりましたが、素晴らしいイベントを主催してくださったMIKIYAさま、富久錦さま、お力添え頂いたイベントスタッフの方々、アシストしてくださったYちゃん、感激の再会が出来たAさん、他にも仲良しの作家さんとのひとときやお会いしたかった方々との再会や新たな出逢いなど、多くの素晴らしいひとときを頂きましたこと、心より深謝いたします。
以下、本日ご参加頂いたみなさまにお伝えしたことを記しておきます。
【Mauruuruのツタエタイコト】
日本はたくさんのモノに溢れています。
どんどん作り、どんどん消費し、余ったモノは捨てられてもいます。
たとえば、“あらう”暮らしもそのひとつです。
私たち日本人はキレイ好きで、人もペットもモノも、何でも何度でも洗いたがります。
でも、本当にそんなに汚れているのかな?
また、用途別の専用洗剤や新作の香る洗剤も次々に生み出され、イメージの良いCMと共に、お店にもたくさん並べられています。
こんなに洗剤の種類って必要かな?
こんなに香料や除菌剤っているのかな?
今日は少し、“あらう”を考えてみませんか?
必要以上の“あらう”暮らしは、汚した水と共に洗浄剤も地球へ流しています。
これらを分解し、もとのキレイな水に戻すのには長い時間とたくさんのエネルギーを使います。
私たち人間は消費ばかりもしますが、知恵と工夫を凝らすことも出来る動物です。
あの震災で、不便になって気づくことも沢山ありました。
でも、暮らすために本当に必要なものって、そんなに多くはないことにも気づいたことと思います。
本当の豊かさって何だろう。
未来の日本に何を残したいだろう。
子供たちに伝えておきたいカタチはどんなだろう。
今日という大切な日に、今一度立ち止まって 少し考えてみましょう。
そして、今日この場をお借りしてMauruuruがお伝えしたいのは、“あらう”を手づくる暮らしです。
石けんを作ることは、お料理とよく似ています。
自分や家族の肌質や好み、また季節に合わせて材料を選び、レシピを考え、誰かの笑顔を想い浮かべながら作るひとときを愉しむ、キッチンで生まれる手仕事のひとつです。
自ら作った石けんは 本当に愛しい。
大切に大切に 小さく小さくなるまで 愛しいのです。
『大切な石けんを、汚れに必要な分だけ丁寧につかう』
今日のこの束の間のひとときが、“あらうを手づくる暮らし”のきっかけとなれば嬉しいです。