
毎日のように私たちが頂いている珈琲豆の生産地では、不安定な経済状態による貧困問題があります。大規模なプランテーション栽培を行う大手珈琲メーカーの大農園と違い、スペシャリティ珈琲を生産する農園は小規模なコミュニティであり、市場変動・高地栽培・温暖化による気候の変動・高額な中間搾取などにより経済状態が不安定なため、多くの農家が貧しい暮らしをしています。スペシャリティ珈琲は品質が良いほど高く買い取ってもらえるので農家の方は少しでも暮らしを良くしようと日々努力しています。私たちがそんな小規模農園が生産する美味しいスペシャリティ珈琲を飲むことは珈琲農家の経済支援やその家族・子供たちの笑顔に繋がります。Mauruuru fareではそんな小規模農園で丁寧に生産された有機栽培・フェアトレードのスペシャリティ珈琲生豆のみを取り扱っています。色も大きさも香りも違う様々な国の小さな珈琲生豆からその生産地や手仕事に想いを馳せ、丁寧に焙煎する時間を楽しみ感謝して味わうサステイナブルな自家焙煎珈琲のある暮らしをお愉しみ下さい。
マンデリン・ブルーバタック
スペシャリティ珈琲市場で不動の人気を誇るインドネシア・スマトラ島トバ湖南側リントン地区のマンデリンですが、近年は地球の気候変動と併せて、世界的コーヒーチェーンへの供給のため「品質を落としても大量生産可能なハイブリッド品種」の植え替えが進み上質なマンデリンがどんどん減少しています。そんな中でもバタック族に伝統的に受け継がれ丁寧に栽培されている珈琲のみをブルーバタックと言います。柑橘やトロピカルフルーツのような果実味、ナッツやカカオ、ミルクチョコレートのような深いコクと甘み、シナモンやハーブ、紅茶のような香りなど、複雑で奥行のある味わいを持つ希少で最高品質を誇る本物のマンデリンの証です。
生産国:インドネシア・スマトラ島リントン地区
規格:SG(G1より厳しい規格)
精製方法:スマトラ式
品種:シガラルタン、ジャンバー、オナンガンジャン
収穫年:2025
おすすめの焙煎度:やや深煎り
※2ハゼ始まって少し経ったくらい、ピークより前
モカ・ハルスケ
エチオピア南部のイルガチェフェ地区ハル郡スケ村の零細農家の人々は自然林や森の生態系を活かしながら高品質な珈琲を育てています。ひとつひとつ丁寧にすべて手摘みされた珈琲豆はその日のうちに洗浄しハンドピックで未成熟果実が取り除かれます。さらに持込日毎にロット管理もされ、アフリカンベッドで乾燥させる2週間も毎日豆の攪拌をしながら丁寧に乾燥させています。
やや浅煎りでは華やかなジャスミンやベリーの果実の香りや柑橘の爽やかな風味、中煎りならピーチやアプリコットのフルーティな香りとナッツやチョコレートのようなコクが楽しめます。自然乾燥式(ナチュラル)だからこそのあふれる果実感がモカ好きには堪らない味わいです。
生産国:エチオピア:イルガチェフェ地区
精製方法:ナチュラル
規格:G1
収穫年:2024
おすすめの焙煎度:やや浅煎り~中煎り
※1ハゼ終わりから2ハゼ直前~2ハゼの始まり
シグリ
赤道の南に位置するパプアニューギニアのワギ・バレー地区にあるシグリ農園では、1600mの標高や清涼な空気、十分な降水量、豊かな土壌、そして「一日で一年を繰り返す」と言われる気象変化により理想的な環境で珈琲が栽培されています。ブルーマウンテンと同じ品種の美しい翡翠色のシグリの珈琲生豆は農園で働く人々の手間暇を惜しまない丁寧な手仕事の賜物です。
高級品種だけが持つアプリコット様の微かな酸味やビターチョコレートのコクやフルーティでまろやかな甘味のバランスがよく、すっきりとマイルドで飲みやすい珈琲です。
生産国:パプアニューギニア:ワギ・バレー地区
精製方法:ウォッシュド、天日乾燥
品種:ティピカ
規格:G1
収穫年:2024
おすすめの焙煎度:やや深煎り
※2ハゼから少し
※しっかり深煎りしてカフェオレにするとキャラメル風味が際立つ
プレミア・クリュ
世界一と言われるブラジルのイパネマ農園のうちとくに好環境で育つエリアで最高の状態で育てられた最上級珈琲をプレミア・クリュと言います。イパネマ農園で生産される珈琲のうちプレミア・クリュになるのは僅か2%という希少さです。厳選された手摘み収穫の後も豆の識別選別や2段階乾燥等の徹底管理やロースト毎のカップテストもおこなわれています。
ブラジル珈琲特有のナッツ感をベースに、柑橘系の優しい風味、ハニーとダークチョコレートのようなじんわりと広がる甘味とコクがありながらもすっきりとバランスが素晴らしい珈琲です。
生産国:ブラジル:イパネマ農園
精製方法:ワールドファーメンテッド
規格:No.2・レインフォレストアライアンス認証
品種:イエロー・カツアイ
収穫年:2024
おすすめの焙煎度:中煎り~やや深煎り
※2ハゼ始まり~2ハゼピーク
ンゴロンゴロ
タンザニア北部の世界遺産ンゴロンゴロ国立公園周辺で栽培されているのが、世界三大珈琲のひとつこのキリマンジャロです。ンゴロンゴロとは「大きな穴」を意味し、約300万年前の大噴火によりできた世界最大の火山クレーターが地名となりました。ゾウやバッファローが自由に歩き回る大自然と共生した農園、肥沃な火山灰土壌と特有の高地の気候が高品質の珈琲を育みます。
深く焙煎することでほのかでさわやかなオレンジの酸味とビターチョコレートのようなまろやかな甘み、ブランデーのような深みのある芳醇で甘やかな香りを楽しめるキリマンジャロAA++を超える最高級グレードの珈琲です。
生産国:タンザニア:ンゴロンゴロ地区
精製方法:フリィウォッシュド
規格:AA++TOP
品種:ブルボン、ケント
収穫年:2025
おすすめの焙煎度: やや深煎り
※2ハゼピーク
カフェインレス・グアテマラ
世界でもトップクラスの珈琲産地であるグアテマラ共和国。そのチマルテナンゴ村パカヤリト農園で栽培されている高品質な珈琲豆からカフェインのみを丁寧に除去しています。
農園でハンドピックで選抜された珈琲豆はすぐにデカフェ工場へ持ち込まれ、薬品は使わずに綺麗なオリサバ山の氷河水のみでカフェイン処理を行っています。
カフェインレスとは思えない豊かなコクと甘み、爽やかな酸味と苦みがバランス良くすっきりとマイルドな味わいの珈琲です。
生産国:グアテマラ:チマルテナンゴ
精製方法:ウォッシュド(マウンテンウォーター式)
カフェイン除去率99.9%
規格:SHB、レインフォレストアライアンス認証、USオーガニック認証
品種:ブルボン、カトゥーラ、カツアイ
収穫年:2024
おすすめの焙煎度:中煎り
※2ハゼ始まり、もしくは少し手前
カフェインレス珈琲とは
コーヒー豆には約1~2%のカフェインが含まれています。カフェインには脳の活性・覚醒作用など活動のスターターとして効果的な作用がありますが、摂り過ぎるとめまい・下痢・嘔吐・高血圧・胎児の発育阻害などの悪影響もあることが解っています。各国において摂取量の基準に若干の違いはありますが、日本(農林水産省)の見解としては米国のデータに基づき概ね1日あたりカップ3~5杯の珈琲の摂取は健康に問題ないとしており、また珈琲の適切な摂取は抗がん作用により死亡リスクが減少する効果がある科学的データの存在も明記しています。
ただやはり、乳幼児・妊婦の方はあえて摂取しない方が良いですし、4時間程度の覚醒作用があることで質の良い睡眠の妨げに繋がるので夜の珈琲摂取もおすすめしません。でも夕食後は美味しい珈琲を飲みながらゆっくりと過ごしたくなるものです。
なので私はいつも夕方以降はカフェインレス珈琲を頂きます。またこれなら子供や妊婦の方はもちろん、カフェイン過敏症の方も安心して頂けます。
カフェインの抜出は溶剤を使用しないスイスウォーター式やマウンテンウォーター式抜出法で仕上げています。通常の水に生豆を漬けて抜く方法だと風味や有効成分が損なわれてしまうので、飽和水を用いてカフェインのみを抽出することで美味しいカフェインレス珈琲に仕上がっています。香りと甘みが素晴らしいのですが、カフェインレスになると苦味が少し薄れその分酸味が少し高まりますので、いつもより少しだけ深く焙煎してみるのもおすすめです。珈琲の苦みが苦手な方でもブラックで召し上がれると思います。
生豆の管理について
当店では収穫年の新しい新鮮な生豆を仕入れ、鮮度を保つために真空包装の上、定温庫で保管して劣化を防いでいます。購入後の生豆は高温多湿を避け冷涼な場所で保管して下さい。
欠点豆について
取扱はすべてスペシャリティ珈琲のため、ほぼ欠点豆はありませんが、袋詰めの前にさらに目視によりハンドピックしています。無農薬・無施肥栽培ですので、若干の虫食い跡や小さな豆もございますが多少の種(豆)の個体差は植物の自然の姿とお考え下さい。

お求めは
■Mauruuru fare
■Mauruuru fare Online store
■「スペシャリティ珈琲生豆と自家焙煎器のある暮らし」こちらもお読みください。
■自家焙煎器のデモ体験ができる ちょこっとお話し会「自家焙煎珈琲のある暮らし」もご活用ください。