自凝雫塩・取り扱いのお知らせ

兵庫県淡路島五色浜で製造されている『自凝雫塩(おのころしずくしお)』をMauruuru fareにて取扱い販売いたします。我が家の夏の石けんにも塩むすびにも欠かせないお塩です。この可愛いパッケージを見るたびに幼い息子は「オバケのお塩」ってよく言ってました。(大きくなった今でも言ってるけどw)

大切な生命維持物質である塩と人間の関係性は化学的で且つ神秘的な、毎日の暮らしに欠かせないミネラルです。塩の自由化に伴い今では多くのお塩が製造されています。どんなお塩であってもその成分のほとんどは塩化ナトリウムすなわちお塩ですから大差はないのですが、微量に残るその他成分や作り手の製法へのこだわりなどが歴史深く面白い世界です。

何年か前に友人にご縁を頂き作り手の塩職人である末澤さんにお逢いし塩造りのお話や体験をさせて頂いたことがあります。「自凝雫塩の名は、神々が海をかき混ぜた矛からしたたった潮が固まってオノコロ島ができ、そこから淡路島をはじめ日本の島々ができたという“国生み神話”にちなんでいます。
実は現代は海の塩分はどんどん濃くなってきています。この地球に生命が誕生したときの濃度は0.08%位で今は3.2%です。でも人の身体は今でも生命が誕生したときと同じ太古の海と同じ塩分濃度の体液を保ち、一番美味しいと感じる塩分濃度も0.08%と言われます。自凝雫塩が目指すのは人間に一番適した太古の海です。」とお聞きしたときにこのお塩がじわりと身体に馴染むように美味しく感じる訳が解り、この地球の循環の中にある私の身体も太古の海を感じているのだと嬉しくなったことを覚えています。

この『自凝雫塩』には7つのこだわりがあります。

●薪で時間をかけて炊いた塩。40時間かけてじっくり結晶化。
●ステンレスでなく、特注の鉄釜を使用。
●海の成分を凝縮した、素材の味を引き出す塩。
●手間暇を惜しまず自然環境の元で製造
●海水を煮詰めすぎず、後味がやさしい
●杉樽で寝かし、まろやかな味わい。

さらに驚くこだわりお伝えすると、海水を汲み上げる際には海底からミネラルが上がってくる満潮の海が最も澄んだ状態のときを選び、「逆浸透膜、天日、平窯法」にて海水を高濃縮しミネラル分を損なわず尚且つ薪を使い過ぎないよう環境問題にも配慮されています。またミネラル成分が壊れるガス火でなく火のあたりが柔らかい薪火を使い、錆びにくいステンレスを使わずあえて鉄窯を使うことで塩に微量の鉄分を与えています。 
また近年では食塩の多くに含まれているマイクロプラスチックや汚染物質が問題になっていますが、汲み上げ後にマイクルフィルターを使いしっかり除去することにも配慮されています。

*Mauruuru fareにて、Open day・Lesson dayに販売しています。