先日、英国のハーブ治療家の方に メディカルハーブについて 学ぶ機会がありました。
近年日本でも、ハーブについての講座も増え、研究やデータ、エビデンスをもとに 学べることも多くなりましたね。
私も専門書から知識を得ることも多いのですが、この情報化社会が故、学べば学ぶほど 新たな謎や迷いが湧き出てくることも多く、何が正しいのか…と思い悩んでしまうこともあります。今回はそんな絡まった私の思考回路を 解きほぐして下さるような講義でした。
英国と日本での そもそものハーブという概念や暮らしへの取り入れかたは大きく違う所があります。「どのようなメディカルハーブが、どういった剤形で、どのような症状の時に利用できるか」
英国では専門のハーバリストが処方しますが、患者様をしっかりと治すことを目的とするため日本とは取り組む姿勢が違います。
世界各国で薬用植物を取り扱う法律も違いますので すべて同じ様にとは行きませんが、自身や家族のケアのため、まずは取り組む目線や姿勢を変えることは、とても大きな意味があると思いました。とくに、女性の身体にかかわる 月経・PMS・妊娠・不妊・更年期などをサポートするメディカルハーブの講義はとても大きな学びでした。
そして、今ある症状の緩和ケアと しっかりと根本的に治して行くことの違いは大きいですね。
ですから症状に対し、アロマテラピーだけ、メディカルハーブだけ、でケアしようと短絡的に考えるのも間違いです。
もっともっと多くの側面から見なくてはいけない 奥深い世界です。
私が一生学んでも学びきれないかもしれません。(^_^;)
だからこそ、楽しいのでしょうね。
今現在、日本で手に入るハーブは安全なものが多いので、香りを楽しむ程度なら良いかな、と思います。しかし、本気でケアして行こう、自身で身体を治して行こう、変えて行こう、と考えると なんだか日本でのハーブの利用の仕方は とても空回りしているようにも感じました。今まで以上に ハーブの使用法や身体に起こる作用などを考えようと、身の引き締まる思いでした。
昨今では、高齢化社会なこともあり、健康意識の高い方が、とても多いですね。
私も身体に良い物とか 大好きです♪それを狙ってか、健康関係の書籍の多さに ややうんざりします。さらに、免疫力やら酵素やらと多くの書籍を出しながら、臨床経験の無い医師も多くおられることも とても残念に思います。
この度の先生の、多くの経験で叩き込まれたのであろう知識・技術・勘・自信からなるお言葉は、机上の空論よりも 何百倍も説得力がありました。
すぐに実践出来る、製剤も製作しましたので、
セルフケアでもたらす自身の変化を実感して行きたいと思います。